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乙4 消火について

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第4石油類・動植物油類

第4石油類とは1気圧において温度20℃で液状であり、かつ、引火点が200℃以上250℃未満のものです。第4石油類についてはこれだけ覚えていれば十分です。

動植物油類とは、動物の脂肉等または植物の種子若しくは果肉から抽出したものであって、1気圧において引火点が250℃未満のものをいいます。
自然発火についての問題が出題されてることがあるので、注意が必要です。

第4石油類

ギヤー油、シリンダー油、潤滑油などで、自動車のエンジンオイルもここに属します。

形状

燃性のある液体

性質

  • 水に溶けない
  • 粘り気が大きい
  • 水よりも軽いものが多い
  • 蒸発しにくい

危険性

重油とほぼ同じ

消火

重油に準する

動植物油類

ツバキ油、オリーブ油、ヒマシ油、胡麻油、菜種油、綿実油、アマニ油、キリ油など

形状

純粋なものは無色

性質

  • 水よりも軽い
  • 水に溶けない
  • 蒸発しにくい

危険性

布などに染みこんだものは、酸化、発熱し自然発火に至ることがある。これはヨウ素価が大きい油(乾性油)ほど起こりやすい。
これは、乾性油の方が発火点が低いことも一因である。