第4類共通の性質に関しては、整理して覚えていると確実に点を稼げる部分です。
また、その後出題される各物質ごとの性状などの問題でも応用が利きますので、しっかりと学習しておきましょう。
常温(20℃)で液体であり、引火性の性状を有するものです。
引火性の液体であり、危険物の蒸気は空気との混合物を作り火気等による引火または爆発の危険があります。
空気との混合については燃焼範囲内にあるときに燃焼がおこり、燃焼下限界が低く燃焼上限界が高い場合(燃焼範囲が広い)、非常に危険性が高いといえます。
第4類危険物の蒸気比重は全て1より大きく、空気中では低所に滞留しやすいです。
また、さらなる低所や風下に徐々に移動し、思わぬ遠所の火源により引火することがあります。
液比重が1より小さいく、水に溶けないものが多いです。つまり水の上に浮いてしまうと言うことです。
例外:これらは水に沈みます。
二硫化炭素(1.3、非水溶)
酢酸(1.05、水溶)
クレオソート油(1.0、非水溶)
ニトロベンゼン(1.2、非水溶)
グリセリン(1.3、水溶)
電気の不良導体で、せいでんきがちくせきされやすい。
-45℃から250℃まで広い範囲です。
90℃から約500℃まで広い範囲です。
※ アセトアルデヒドは水溶性ですが、引火点が低く、わずかな蒸気でも引火の可能性があり危険な物質です。多少水で薄めても危険性は変わりません。
以下、第2石油類まですべて危険です。
第3石油類のニトロベンゼンは1.8~40%で危険です。
要するに、第4類の危険物はそのほとんどが燃焼下限界が低く、燃焼範囲も広いため危険とされているのです。
アルコール水はすべて水溶性です。