第4類危険物の貯蔵、取扱の基準について、正しいものの組み合わせはどれか。
A:可燃性蒸気の発生を抑えるため、容器には空間を作らないように一杯にして密栓する。
B:危険物を取り扱うときは、通風、換気を十分にする。
C:蒸気が滞留する恐れのある場所では、電気設備を防爆構造としなければならない。
D:可燃性蒸気の排出は、屋外の低所へ排出口を設ける。
既に法令の分野で学習済みですね。
第4類危険物に共通する火災予防の方法として、次のうち不適切なものはどれか。
不適切なものを選ぶなんて、簡単ですよ。
正しいと思う選択肢を選んで行けば、最後に残るものが不適切なんですから。
ガソリンタンクの貯蔵タンクを修理・清掃する場合の火災予防上の注意事項として、次のうち誤っているものはどれか。
少し難しいかな?
第4類危険物の貯蔵・取扱の一般的な注意事項として、次のうち正しいものはどれか。
これも良く選択肢を読めば、簡単です。
A:可燃性蒸気の発生を抑えるため、容器には空間を作らないように一杯にして密栓する。
B:危険物を取り扱うときは、通風、換気を十分にする。
液温によって危険物が膨張するため、容器にには空間を残さないとなりません。
B:危険物を取り扱うときは、通風、換気を十分にする。
C:蒸気が滞留する恐れのある場所では、電気設備を防爆構造としなければならない。
正解です。
C:蒸気が滞留する恐れのある場所では、電気設備を防爆構造としなければならない。
D:可燃性蒸気の排出は、屋外の低所へ排出口を設ける。
屋外の高所に排出しましょう。そうすることによって、蒸気が拡散されて燃焼範囲外に薄まることを狙いとしています。
A:可燃性蒸気の発生を抑えるため、容器には空間を作らないように一杯にして密栓する。
D:可燃性蒸気の排出は、屋外の低所へ排出口を設ける。
液温によって危険物が膨張するため、容器にには空間を残さないとなりません。
また、屋外の高所に排出しましょう。そうすることによって、蒸気が拡散されて燃焼範囲外に薄まることを狙いとしています。
このページを開いている人は、かなり勉強不足です。モバイルで勉強するよりも、机に向かって、ちゃんと勉強してください。
B:危険物を取り扱うときは、通風、換気を十分にする。
D:可燃性蒸気の排出は、屋外の低所へ排出口を設ける。
屋外の高所に排出しましょう。そうすることによって、蒸気が拡散されて燃焼範囲外に薄まることを狙いとしています。
取扱場所では、みだりに火気を使用してはならない。
これは常識ですよ!
室内で取り扱う際は、換気を良くするために外に通じるドアや他の区画に通じるドアも開放して、可燃性蒸気の滞留を防ぐ。
これやっちゃいかぁ~ん!ってやつです。
ドアの開放は厳禁ですし、何より他の区画に通じるドアを開放すれば、可燃性蒸気が建物の危険物取扱場所以外に流れて行きます。そこは、防爆構造ではない電気設備でしょうし、火気を取り扱う場所かもしれません。
危険物は冷暗所に保管する。
できるだけ蒸気の発生を抑えるには冷暗所が一番良いです。日光などが当たらなければ、液温上昇が防げますしね。
静電気による着火が起こらぬように、容器は電導性の良いものを用い、床上に置くか、アース線などを取り付ける。
静電気が帯電しないようにするには、電気を逃がしてやれば良いのです。従って、容器は電導性の良いものを使用した方が良いのです。また、アース線で設置を行うことは大変有効です。
作業員は帯電防止服と靴底が導体となっている帯電防止靴を着用する。
靴底は導体でな変えればなりません。これが絶縁体などとなっているのは間違いですよ。
基本的に帯電防止服と靴は電気を流しやすくしているものです。
残油を洗浄するときは、静電気の発生を抑制するため、高圧洗浄で短時間に行う。
水や蒸気を高圧で噴射すると、それだけで静電気が発生しますので、これは不適切です。
残油をタンクから排出する際は、静電気の帯電を防止するため、接地等を行う。
これは適切です。
タンク内に残っている可燃性ガスを排出するため、窒素等の不活性ガスで置換する。
窒素は不燃性の気体ですので、これをタンクに充満させると、可燃性蒸気がタンク外に押し出されるという寸法です。
十分に洗浄しても可燃性ガスが残留している恐れがあるので、できるだけ火花の発生しない工具を使用する。
これは適切です。
使用する照明や電器工具は防爆構造のものを使用する。
これは適切です。
流出した際には、大量の水で洗い流す。
一見正しいようにも思えますが、消火活動時に大量の水を使用するのは致し方なくです。
大量の水で流せば、水に浮いて排水口から下水等に拡散して行きます。ガソリン等なら氷点下でも可燃性蒸気が発生しますので、どこで火災が起こってもおかしくないという状況になってしまします。
流出した際は、できるだけ回収するというのが原則です。
可燃性蒸気の発生により容器が膨張し破損しないように自然通気口が付いた栓を使用する。
そういった容器を使用しなければならない危険物もありますが、一般的には密栓です。
危険物が貯蔵されていたから容器は、蓋をはずし密閉された室内で保管する。
その状況では、可燃性蒸気がその室内に充満してしまいます。燃焼範囲内であれば、いつ爆発が起こってもおかしくありません。
容器は洗浄して栓をして保管します。
容器に詰め替えるときには、可燃性蒸気の拡散を防止するため、床にくぼみを作っておく。
何となくあっているようでも間違いです。
そういった作業場には室内の低所から屋外の高所、若しくは屋根上に可燃性蒸気を排出する設備が設けられているはずです。
おかしな所にくぼみを作ると、そこに滞留した可燃性蒸気は常に火災の危険を持つことになります。
給油・注油する際には静電気の帯電を防ぐために、できるだけ流速を下げて行う。
かなり重要視されているポイントですね。