次の文の( )内に当てはまる語句で、正しいものはどれか。
「( )の危険物は酸化性の液体で、他の物質を酸化させる酸素を含有しており、酸化力が強いが自らは不燃性の物質である。」
先ずは小手試しです。
第1類から第6類の危険物の性状等について、次のうち正しいものはどれか。
法令上の危険物を正しく認知しているかどうかを問われている問題です。
危険物の類ごとに共通する性状として、誤っているものは次のうちどれか。
基礎中の基礎知識です。が、ちょっと難しい問題かもしれませんね。
第1類から第6類の危険物の性状等について、次のうち正しいものはどれか。
少しだけ難しい問題です。選択肢をよく読みましょう。
第2類
第2類は可燃性固体です。
第3類
自然発火性物質及び禁水性物質です。
第5類
第5類は自己反応性物質です。
第6類
正解です。
キチンと覚えている人には、まったく簡単な問題でしたね。
危険物は常温常圧で液体、気体、固体である。
気体は法令上の危険物として規制対象外です。
危険物の液体比重は1よりも小さいが、蒸気比重は1よりも大きい。
全部が全部そうではありませんので、これも正しくありません。
危険物は空気中でしか燃焼は起こらない。
第5類の危険物は酸素を含有しているために、空気(酸素)が無いところでも燃焼します。
従って、これは間違いです。
危険物は全て可燃性である。
不燃性の物質もありますので、これは間違いです。
危険物には単体、化合物、混合物の3種類がある。
単体はカリウムやマグネシウムなど、化合物は酢酸や硝酸など、混合物はガソリンや重油等です。
第1類危険物は、固体で他の物質を酸化させる。
これは正しい記述です。
第2類危険物は、火炎により着火しやすい固体である。
これは正しい記述です。
第3類危険物は、自己反応性があり加熱等により発熱、分解する。
第3類は自然発火性物質及び禁水性物質でこの記述は第5類の記述ですね。
これは誤った記述ですので、正解となります。
第5類危険物は、いずれも可燃性の固体又は液体で、比重は1より大きい。
自然発火性物質及び禁水性物質で、これは正しい記述です。
第6類危険物は、液体で他の物質を酸化させる。
これは正しい記述です。
危険物は常温常圧で引火する物質のことを指す。
この説明だと、気体も含まれてしまいますし、常温以外で引火する物質はどうなのか?という事になります。危険物は引火点がより低い方が危険なため、「常温で引火」というのは危険物を区別する説明としてはちょっとズレています。
金属は、同一物質であれば形状、粒度を問わず危険物として取り扱われる。
粉末か結晶でなければ危険物ではありません。
鉄の塊は危険物出ないことは誰でも分かりますよね?しかし、これが金属結晶として粉末状になっていれば第2類危険物となります。
それ自体は不燃性であるが、水に接触すると可燃性ガスを発生するものがある。
不燃性なのは第1類と第6類ですし、水と接触して可燃性ガスを発生するのは第3類危険物です。
酸素を含有する物質があり、空気中でなくても燃焼するものがある。
第5類危険物ですね。正解です。
全ての危険物には引火点がある。
第1類と第6類の危険物は不燃性なので、引火点はありません。