1の解説
不正解
酸はリトマスを赤色に変色させ、塩基はリトマスを青色に変色させる。
これは正しい記述です。
小学校の時にやった実験を思い出してください。
酸と塩基の性質について、次のうち誤っているものはどれか。
ちゃんと覚えているでしょうか？
先ずは基本の問題からです。
次の文章の( )内のA～Cに該当する語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
｢酸性の溶液はpHが7より(A)。塩基性の溶液はpHが7より(B)。塩酸に水酸化ナトリウムを混合すると(C)と水ができる。｣
pHの理解についての基本事項が問われています。小学校レベルの理科ですので、小学生に負けないようにしましょう。
次の現象のうち、酸化反応でないものはどれか。
よく読めば分かる問題です。
酸とは水に溶けると電離して水素イオンを生ずる物質、または水素イオンを与えることができる物資のことを言う。
小難しい文章ですが、丸暗記です。
酸と塩基の濃度は、水素イオン指数(pH)で分かる。
これは正しい記述です。
いわゆる｢ペーハー｣というやつです。
中和とは、酸と塩基が反応して水だけになることを言う。
｢塩と水｣ですね。
塩基とは水に溶けると電離して水酸化物イオンを生ずる物質、または他の物質から水素イオンを受け取ることが出来る物質のことを言う。
酸の場合はどちらも水素イオンなのに、塩基の場合は水酸化物イオンと水素イオンなのが、ちょっと覚えづらいとは思いますが、がんばって覚えるしかないです。
｢酸性の溶液はpHが7より(大きい)。塩基性の溶液はpHが7より(小さい)。塩酸に水酸化ナトリウムを混合すると(酸化ナトリウム)と水ができる。｣
これはパーフェクトに間違っています。
基本から学習し直しましょう。
｢酸性の溶液はpHが7より(大きい)。塩基性の溶液はpHが7より(小さい)。塩酸に水酸化ナトリウムを混合すると(過酸化ナトリウム)と水ができる。｣
これはパーフェクトに間違っています。
基本から学習し直しましょう。
｢酸性の溶液はpHが7より(小さい)。塩基性の溶液はpHが7より(大きい)。塩酸に水酸化ナトリウムを混合すると(過酸化ナトリウム)と水ができる。｣
ペーハーに関しては正しいですが、過酸化ナトリウムができてしまうのは感心しません。
ちなみに過酸化ナトリウムは第1類の危険物で、水と激しく反応します。こんなものが中和で生じることはありません。
｢酸性の溶液はpHが7より(小さい)。塩基性の溶液はpHが7より(大きい)。塩酸に水酸化ナトリウムを混合すると(塩化ナトリウム)と水ができる。｣
はい、正解です。
たとえ｢塩化ナトリウム｣＝食塩と知らなくても、塩と水ができると分かっていれば、ナトリウムの頭に｢塩｣を含んでいる物質ではないかと想像することが必要ですね。
｢酸性の溶液はpHが7より(小さい)。塩基性の溶液はpHが7より(大きい)。塩酸に水酸化ナトリウムを混合すると(酸化ナトリウム)と水ができる。｣
ナトリウムを燃焼させると生じる物質ですね。今回は関係ない物質です。
マグネシウムが青白光を発しながら燃焼する。
燃焼は酸化の一種です。
鉄が徐々に空気中で錆びる。
酸化鉄になる現象ですので酸化です。
黄リンを窒素中にて250℃で加熱すると赤リンとなる。
この現象が分からなくても、他が｢酸化｣の現象であることはハッキリしています。
お見事正解です。
二硫化炭素を燃焼させると、二酸化硫黄(亜硫酸ガス)を生じる。
燃焼は酸化の一種ですし、生じた物質が二酸化硫黄ですから、明らかに酸化されてますね。
炭素と酸素が化合して一酸化炭素ができる。
｢化合｣なんて言葉が使われていますが、生じた物質は一酸化炭素ですから、明らかに酸化されてます。
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