静電気に関する説明として、次のうち誤っているものはどれか。
先ずは簡単な問題からやってみましょう。
静電気に関する説明として、次のうち正しいものはどれか。
それほど難しくない問題です。
静電気に関する説明A~Dのうち、正しい組み合わせのものはどれか。
A:電気の不良導体は静電気を蓄積しやすい。
B:湿度が高いときは静電気は蓄積しづらい。
C:接地は静電気除去の方法として有効である。
D:流体を配管で移送する際に発生する静電気の帯電量は、流速に反比例する。
E:帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど大きい。
見慣れない表現などにも慣れておきましょう。
静電気の火災を予防する方法として、次のうち誤っているものはどれか。
正解以外は、全て正しいと言うことなので、選択肢を覚えておいてください。
異なる材質の不導体を摩擦すると、一方には+一方には-の電荷が帯電する。
帯電防止の一つとして接地があげられる。
これは正しい記述です。
静電気は固体、液体で発生し、気体では発生しない。
全ての物質で発生するのでしたね。
静電気は湿度が高いと発生しづらい。
これは正しい記述です。
静電気による火災防止には、物質の絶縁性を高くすると良い。
なおさら帯電して危険です。
電気の不良導体は帯電しづらい。
電気が流れていかないから帯電します!
静電気は非水溶性の引火性液体では発生しづらい。
思いっきり発生します。非水溶性の液体は絶縁性が高いためです。
人体への静電気帯電を防ぐには絶縁服、絶縁靴を着用する。
電気が流れなければ良いように思えるでしょうが、まったくの間違いです。
電気が流れないから帯電するのです。
静電気の帯電を抑制するために、水蒸気を噴出させて湿度を上げることは有効である。
静電気は物体表面の水分を伝ってゆくので、帯電を抑制することができます。
ただし、流れる電気量よりも静電気が蓄積する量の方が多い場合は、帯電してゆくので注意してください。
A:電気の不良導体は静電気を蓄積しやすい。
B:湿度が高いときは静電気は蓄積しづらい。
C:接地は静電気除去の方法として有効である。
お見事正解です。
B:湿度が高いときは静電気は蓄積しづらい。
C:接地は静電気除去の方法として有効である。
D:流体を配管で移送する際に発生する静電気の帯電量は、流速に反比例する。
Dが間違っています。
静電気の帯電量は、流速に比例します。比例と反比例という言葉、日常生活で使用しないかもしれませんが、中学校で学んだはずですよ!
C:接地は静電気除去の方法として有効である。
D:流体を配管で移送する際に発生する静電気の耐電量は、流速に反比例する。
E:帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど大きい。
DとEが間違っています。
静電気の帯電量は、流速に比例します。比例と反比例という言葉、日常生活で使用しないかもしれませんが、中学校で学んだはずですよ!
帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど小さくなります。抵抗が少ないと言うことは電気が流れやすいため、帯電はしづらいのです。逆に、絶縁抵抗が高い不導体などは、帯電量が大きくなります。
A:電気の不良導体は静電気を蓄積しやすい。
D:流体を配管で移送する際に発生する静電気の耐電量は、流速に反比例する。
E:帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど大きい。
DとEが間違っています。
静電気の帯電量は、流速に比例します。比例と反比例という言葉、日常生活で使用しないかもしれませんが、中学校で学んだはずですよ!
帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど小さくなります。抵抗が少ないと言うことは電気が流れやすいため、帯電はしづらいのです。逆に、絶縁抵抗が高い不導体などは、帯電量が大きくなります。
A:電気の不良導体は静電気を蓄積しやすい。
C:接地は静電気除去の方法として有効である。
E:帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど大きい。
おしい!って、間違いなんですけどね。
Eが間違っています。
帯電量は絶縁抵抗の小さい物ほど小さくなります。抵抗が少ないと言うことは電気が流れやすいため、帯電はしづらいのです。逆に、絶縁抵抗が高い不導体などは、帯電量が大きくなります。
水蒸気を放出し、室内の湿度を高める。
有効な抑制となります。
人体への帯電を防ぐために、絶縁性の高い靴を使用する。
絶縁性の高い靴を履くと、そこで電気が流れなくなるにもかかわらず、服がすれたり帯電している物質に触れるなどして、どんどんと帯電します。
もしも、あなたが静電気に悩んでいるなら、できるだけゴム底の靴を履かないようにしましょう。電気が流れなくなっているのですよ。
除電器を使用し除電する。
そういう装置があります。ちなみに、以下のような商品です。
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流体が流動する際は流速を制限し、静電気の発生を抑制する。
これは正しい記述です。
接地等を行い帯電しないよう対策を施す。
接地は非常に有効な対策です。感電を防ぐためにも接地されていますよね。同時に、静電気も流れていっているのですよ。