練習問題

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法令-一般取扱所

問題1

法令上、一般取扱所の位置、構造及び設備の技術上の基準について、次のうち間違っているものはどれか。

保安距離は製造所の基準を準用している。
指定数量の倍数が10以下の場合、保有空地は3m以上確保しなければならない。
建築物の壁、柱、床、はり及び階段は不燃材料を用いなければならない。
建築物は地階を有してはいけない。
屋根は不燃材料で造ると共に金属板等の軽量な不燃材料でふき、天井は耐火構造としなければならない。

結局、製造所を問う問題と同じになります。
復習ですからまったく無駄と言うわけでもありません。

問題2

法令上、一般取扱所の位置、構造及び設備の技術上の基準について、次のうち正しいものはどれか。

建築物の窓及び出入り口は防火設備とし、ガラスを用いる場合は強化ガラスとしなければならない。
建築物の床は危険物が浸透しない構造としなければならない。
可燃性蒸気等が滞留する恐れがある建築物には、その蒸気を屋外の低所に排出する設備を設けなければならない。
可燃性ガス等が滞留する恐れがある場所に電気設備を設置してはならない。
指定数量の倍数が40以上の製造所には、日本工業規格に基づき避雷針を設けなければならない。

1の解説

不正解

保安距離は製造所の基準を準用している。

これは正しい記述です。

2の解説

不正解

指定数量の倍数が10以下の場合、保有空地は3m以上確保しなければならない。

これは正しい記述ですね。
指定数量の倍数が10を超える場合は5m以上の保有空地が必要です。

3の解説

不正解

建築物の壁、柱、床、はり及び階段は不燃材料を用いなければならない。

これは正しい記述です。
これは間違えてはいけませんよ！

4の解説

不正解

建築物は地階を有してはいけない。

これは正しい記述です。
製造所の基準を忘れてしまいましたか？
しっかりと覚えておきましょう。

5の解説

正解

屋根は不燃材料で造ると共に金属板等の軽量な不燃材料でふき、天井は耐火構造としなければならない。

少し迷って、選択された方もいることでしょう。天井に関しては、危険物を取り扱う製造所等では原則設けない事になっていることを忘れない様にしておきましょう。

1の解説

不正解

建築物の窓及び出入り口は防火設備とし、ガラスを用いる場合は強化ガラスとしなければならない。

「強化ガラス」ではなく「網入ガラス」ですね。これを忘れては困りますよ。

2の解説

正解

建築物の床は危険物が浸透しない構造としなければならない。

これは暗記云々ではなく、常識的に考えて危険物が床に浸透していたら危険だという考えに至らねばなりません。

3の解説

不正解

可燃性蒸気等が滞留する恐れがある建築物には、その蒸気を屋外の低所に排出する設備を設けなければならない。

「低所」ではなく「高所」ですね。

4の解説

不正解

可燃性ガス等が滞留する恐れがある場所に電気設備を設置してはならない。

電気設備は設置してもよいですが、防爆構造としなければならないのでしたね。忘れないようにしましょう。

5の解説

不正解

指定数量の倍数が40以上の製造所には、日本工業規格に基づき避雷針を設けなければならない。

「40」ではなく「10」です。これもおさえておきましょう!

1の解説