練習問題

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法令-地下タンク貯蔵所

問題1

法令上、地下タンク貯蔵所について、次のうち誤っているものはどれか。

保安距離、保有空地の規制はありません。
地下タンクの頂部は地盤面から0.6m以上埋没させなければならない。
貯蔵タンクは表面に耐腐食処理を施し、地盤面下に直接埋没しなければならない。
貯蔵タンクには通気管または安全装置を設けなければならない。
危険物の漏れを検知する設備を設けなければならない。

先ずは簡単な問題からチャレンジしましょう。

問題2

法令上、地下タンク貯蔵所についての記述で、次のうち正しいものはどれか。

鋼製二重殻タンクは地盤面下に直接埋没させることはできない。
強化プラスチック製二重殻タンクは地盤面下に直接埋没させることはできない。
圧力タンクには安全装置を設け、それ以外のタンクには無弁通気管または大気弁付通気管を設けなければならない。
液体の危険物のタンクには危険物の量を計測出来る装置を設けなければならない。
専用のタンク室を設けて、そこに貯蔵タンクを埋没させる場合には、漏洩検査管の設置を行わなくても良い。

少し難しい問題にチャレンジしましょう。

地下タンク貯蔵所の問題は給油取扱所とセットで問題を作成されることがあり、そのために出題率が高いと申し上げています。

注意しておいた方が良い製造所等なので、しっかりとした知識を身につけましょう。

1の解説

不正解

保安距離、保有空地の規制はありません。

間違っているものを選ぶ問題ですよ。

2の解説

不正解

地下タンクの頂部は地盤面から0.6m以上埋没させなければならない。

これは正しい記述です。

3の解説

正解

貯蔵タンクは表面に耐腐食処理を施し、地盤面下に直接埋没しなければならない。

専用のタンク室に埋没させる方が基準となります。地盤面下に直接埋没させるには、二重殻タンクが必要となります。

4の解説

不正解

貯蔵タンクには通気管または安全装置を設けなければならない。

これは正しい記述です。
基本的に、タンクには内圧が高まらない様に安全装置若しくは通気管がなくてはなりません。

5の解説

不正解

危険物の漏れを検知する設備を設けなければならない。

地下に埋没しているので、漏れを検知出来る装置がないと災害予見やその対処ができないので、これは必要なものです。

1の解説

不正解

鋼製二重殻タンクは地盤面下に直接埋没させることはできない。

｢二重殻｣のタンクは直接埋没させることができます。

2の解説

不正解

強化プラスチック製二重殻タンクは地盤面下に直接埋没させることはできない。

｢二重殻｣のタンクは直接埋没させることができます。

3の解説

正解

お見事です。

圧力タンクには安全装置を設け、それ以外のタンクには無弁通気管または大気弁付通気管を設けなければならない。

4の解説

不正解

液体の危険物のタンクには危険物の量を計測出来る装置を設けなければならない。

｢なぜだ！｣理由は以下の様なことです。

危険物の量は｢自動的｣に表示されなければいけないのです。

｢自動｣という部分が重要ポイントとされていますので、以後気をつけてください。

5の解説

不正解

専用のタンク室を設けて、そこに貯蔵タンクを埋没させる場合には、漏洩検査管の設置を行わなくても良い。

何となくで選択してはいけません。

地下に埋まっているタンクからの危険物漏洩が分からないと、大変なことになるかもしれないという考えに至らないとダメですよ。

そういった考えに至ることができるのが、危険物取扱者です。

1の解説