1の解説

不正解

屋内貯蔵タンクには容量の制限が規定されていない。

思いっきり制限されています。指定数量の40倍までです。ガソリンなら8,000㍑ですね。こう言った様に、関係の無い問題ですが、覚えている知識を思い出す様にすると、試験学習というのははかどります。
単に｢正解｣｢不正解｣を求めているのではなく、常に知識の引き出しを素早く開けられるようにするのが良いでしょう。

2の解説

不正解

液体の危険物を貯蔵するタンク専用室の床は危険物が浸透しない構造とし、適当な傾斜を付けて、敷居は設けてはならない。

｢敷居は設けてはならない｣が間違えです。バリアフリー構造にはできないと言うことですね。それはともかく、理由は可燃性蒸気の大半は空気よりも重く床付近に滞留するため、敷居がないとそれらが低所を這って移動してゆくからなんです。

基本的に平屋建ての専用室なので、流れ出すのは屋外ということが想定できますが、たとえ屋外であっても常に風が吹いていたりするわけではありませんので、拡散せずにどんどんと流れ出せば、敷地外まで到達し、そこで火源と接触することがあるのです。そういった危険性も考慮し、敷居を設けることになっています。
ただし、ベンチレーターと言って滞留した蒸気やガスを強制的に屋根上に輩出しているので、そういった事故は非常に起こりづらいです。

3の解説

正解

タンク専用室の窓または出入り口にガラスを用いる場合は、網入ガラスにしなければならない。

これは製造所等では共通ともいえることなので、しっかりと覚えていたようですね。

正解です。

4の解説

不正解

同一のタンク室に複数のタンクを設置することは出来ない。

タンクの数ではなく、指定数量の倍数によって規制されています。

数値は覚えていますか?

誤答してもいいので、その時に違う知識の確認をしましょう。「転んでもただでは起きない」精神が必要ですよ。

5の解説

不正解

引火点が40℃以上の危険物を貯蔵するタンク専用室には、不燃材料で造った天井を設けることができる。

天井を作ったらだめですよ!

1の解説

不正解

屋内タンク貯蔵所は、平屋建てのタンク専用室に貯蔵タンクを設置しなければならない。

これは正しい記述です。
「平屋建て」も「タンク専用室」も間違いはありません。

2の解説

不正解

タンク専用室は、屋根を不燃材料で造ると共に、天井を設けてはならない。

これは正しい記述です。
「屋根を不燃材料」も「天井を設けてはならない」も間違っていません。

3の解説

不正解

屋内貯蔵タンクの容量は、指定数量の倍数の40以下としなければならない。

これは正しい記述です。

4の解説

正解

第4類石油類及び動植物油の第4類危険物については20,000㍑以下としなければならない。

正解です。

第4類石油類及び動植物油以外の第4類危険物については20,000㍑以下としなければならない。

5の解説

不正解

屋内貯蔵タンクとタンク専用室の壁には0.5mの間隔を保たなければならない。

これは正しい記述です。
屋内で長さのことが問題となるのは、この規定か敷居の高さ位なものです。

1の解説