練習問題

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法令-保有空地

問題1

法令上、危険物を取り扱う建築物、その他の工作物の周囲に、一定の幅の空地を保有する旨、規定されている製造所等の組み合わせはどれか。

屋内貯蔵所、屋内タンク貯蔵所
屋外貯蔵所、屋外タンク貯蔵所
屋外貯蔵所、給油取扱所
屋外タンク貯蔵所、販売取扱所
屋外タンク貯蔵所、屋内タンク貯蔵所

紛らわしい問題の時は、｢正しい｣若しくは｢誤り｣を選んでゆき、消去法で正解を見つけましょう。

問題2

法令上、危険物を貯蔵、若しくは取り扱う製造所等の周囲に確保する空き地が不必要な施設は、次のうちどれか。

屋内貯蔵所
屋外貯蔵所
一般取扱所
屋内タンク貯蔵所
屋外タンク貯蔵所

保有空地が不必要な施設を選択してください。こういった部分に注意できるようにならねば、危険物取扱者の試験ではミスを連発してしまうので注意してください。

1の解説

不正解

屋内貯蔵所、屋内タンク貯蔵所

屋内貯蔵所は保有空地が必要です。

しかし、屋内タンク貯蔵所は必要ではありません。基本的に建物とタンクで2重になっているので、比較的安全だと判断されているという様に考えたら良いと思います。

2の解説

正解

屋外貯蔵所、屋外タンク貯蔵所

正解です。

他の製造所等もしっかりと把握しておきましょう。

3の解説

不正解

屋外貯蔵所、給油取扱所

屋外貯蔵所は保有空地が必要です。

しかし、給油取扱所は必要ではありません。ガソリンスタンドの周りは空き地に囲まれていません。

それどころか、すぐ隣が民家だったりします。そういったことも思い出せる様に、この間違いを糧にして覚えてください。

4の解説

不正解

屋外タンク貯蔵所、販売取扱所

屋外タンク貯蔵所は保有空地が必要です。

しかし、販売取扱所は必要ではありません。オー●バックスやハ●ーズ、ジェー●スの周りにそんな空き地はありませんよ。

5の解説

不正解

屋外タンク貯蔵所、屋内タンク貯蔵所

屋外タンク貯蔵所は保有空地が必要です。

しかし、屋内タンク貯蔵所は必要ではありません。

一応、建物とタンクの二重構造で危険度が少ないと判断されていると言う様に覚えましょう。

1の解説

不正解

屋内貯蔵所

建物の中で、容器などに入れた危険物を保管しているところです。安全だと思いますか？

販売取扱所の場合は、比較的安全な危険物しか取り扱わないので大丈夫ですが、屋内貯蔵所は、結構危ない危険物も保管するので、保有空地が無いとダメです。

2の解説

不正解

屋外貯蔵所

野ざらしの場所に容器で保管しています。ドラム缶などで保管していますが、危険ですよね？保有空地が必要です。

3の解説

不正解

一般取扱所

基本的に、危険物をただ貯蔵したり移し替えたりしたりするのとわけが違い、一般取扱所では危険物を燃料として使用したりします。溶剤として大量に使用することもあるでしょう。
つまり、使用する場所であることから、危険性が増しているのです。
従って、保有空地が必要となります。
ただし、あくまでも指定数量以上の危険物を取り扱う場合なので、町の板金塗装やさんなどはこれに該当しませんし、多少大きなボイラー施設があっても、これに該当しません。
あまりお目にかかることはない施設なので、イメージしづらいでしょうが、我慢してください。

4の解説

正解

屋内タンク貯蔵所

正解です。建物とタンクに守られており比較的安全という判断ができます。
ここでもうひとつ覚えておきましょう。
建物というのは製造所等の構造基準に沿った、耐火壁や不燃材料などを用いて建設されたものです。
この基準については別のページで学習します。

5の解説

不正解

屋外タンク貯蔵所

遠くからしか眺めることのない石油備蓄基地などのタンクですが、この施設の周りには保有空地が設定されています。
たとえ小さなタンクであっても(簡易タンク貯蔵所)野ざらしの状態では危険性が高いと言うことです。

1の解説